Lords of XiDiT ~クシディット王国記~

皆さんお久しぶりです。ご無沙汰しております。

気がついたらめちゃくちゃ日が開いてしまって反省しております。(鼻ホジー

 

さて、今回紹介するボードゲームは「Lords of XiDit ~クシディット王国記~

というファンタジー物のボードゲームです。

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このゲームは「Seasons(日本語名:十二季節の魔法使い)」のレジ・ボナセーがゲームデザインをしており、Seasonsで出てきた魔物などが出てくるなど知ってる人はニヤニヤさせられる仕様となっています。

 

このゲームはクシディット王国を旅し、屈強な部隊を徴兵し、闇の脅威から都市を解放するゲームとなっております。

 

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このゲームは移動し、徴兵し、戦闘で魔物を倒し報酬を得る事を目的とします。

1ターンで6アクションを行うことが出来るのですがその行動の選択は他プレイヤーに隠した状態で行われ、全プレイヤーが行動を同時公開し、手番順に解決していくシステムです。

 

他プレイヤーの次の行動を常に予測し続けなければ行けない状態になり、かなりスリルのあるゲームが楽しめます。

予測を外してそのターンの行動がすべて空振りに終わることがあるのですが、マジで涙目になりました。

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徴兵した兵士を隠すことの出来る衝立が用意されており他プレイヤーから自分の駒が見えないようになっています。

徴兵した数に応じてターン終了時にボーナスを得ることが出来るのですが、他プレイヤーに自分の戦力を知られたくない場合は嘘の報告をしても良い事になっており、自分の戦力を隠しつつチャンスを待つ事も出来る仕様も面白かったです。

 

 

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このゲームの最も興味深い所はその得点計算の特殊性にあると思ってます。

一般的なボードゲームは単純に勝利点を多く獲得したプレイヤーが勝利者になります。そのため、Aという行動で勝利点を稼ぐプレイヤーがいる一方でBと言う行動で点数を獲得するプレイヤーがいるなど一点特化や満面に点数を稼ぐなど色々な勝ち方があります。

ところが、このゲームではすべての要素に置いて一定以上の水準を満たして置かなければ勝てない仕様になっています。

 

「脱落システム」を採用しており、財産・影響・評判の3つの勝利点で争います。

例えば4人で対戦した場合、

まず、財産(取得したコインの数)が一番低いプレイヤーがここで脱落し、残り3人のプレイヤーで次の影響(建てた魔術師ギルドの数)を比べ一番低いプレイヤーが脱落し、最後に2人で評判の比べ合いを行い残った一人が勝者となるシステムです。

 

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この日はM氏とO氏の3人で2回ほど対戦しました。

2回ともO氏に勝ちを譲る結果となりかなり悔しい思いをしたのは内緒です。

 

このゲームはフィギュアや個人ボード、衝立など小物がしっかりとしており、箱を開けて準備をする楽しさや、アクションを決定する時に歯車機構のボードを触るなどゲーム性意外の部分でもボードゲーム好きの心を上手いこと掴めているのではないでしょうか。

 

フィールドの状況も刻一刻と変わるため、他プレイヤーを邪魔する以前にフィールドに自分が邪魔される可能性もあり、色々な所に目を向けなければならないなど終始飽きない様にできているように見えました。

 

ボードゲームに慣れてきた方に特におすすめ出来るボードゲームだと感じました。

個人的にはプレイしてきた中で5本の指に入るくらい良ゲーだと思います。

 

今回はこれくらいかな。

満足の行くゲームに出会えて良かった。

次回も良いゲームに巡りあえますように。

 

片付けるまでがボードゲームだと思うの。

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クシディット王国記 日本語版

クシディット王国記 日本語版