Myrmes ~蟻の国~
皆さんこんばんわ。前回の投稿からなんだかんだで一ヶ月開いてしまった…。
さて、今回紹介するボードゲームは「Myrmes(蟻の国)」です。
このゲームは女王蟻となって働き蟻や兵隊蟻を駆使し3年間で一番点数を稼ぐゲームです。
ジャンル的にはワーカプレイスメント系のゲームになるんじゃないでしょうか?
まず、目を引くのがコンポーネントの綺麗さに驚かされました。
共有ボードの鮮やかさもそうですし、個人ボードの絵も良く出来ています。
このゲームは最初箱を空けた時にボードに描かれている虫があまりにリアルで若干引きました。
タイルに描かれている蟻の行列やアブラムシ農場など虫嫌いの方にはかなりキツイんじゃないかと思われます。実際ボードゲーム仲間のSさんには「持ってきたらひどいめにあわせる。」と言われたほどでした。
このゲームはワーカーを配置し、働き蟻を作って巣の周りを調査したり、兵隊蟻を作って戦闘に備えたり(プレイヤー同士の戦闘はありません)他にも色んな所にワーカーを配置し、点数を稼ぐゲームです。
このゲームの面白いところは圧倒的にリソースが足りないと言うところです。
他のワーカー系のゲームでもリソース不足は発生するのですがこのゲームは序盤からすべての行動が開放されている癖に駒が少なくてやりくりにとても苦労する印象でした。
そのせいで一手一手の行動が後半にかなり大きく響いてくるのが面白いです。
ゲームは春、夏、秋、冬の一年を一周期に3年目の冬が終わった時点の点数が一番高いプレイヤーの勝利です。
季節の初めに3つのダイスを振りその季節の特色を決めます。ダイス目がその季節の特色となり、毎回違ったプレイ感となる所など面白いです。
個人ボードの左下の部分にダイスの目に対応したボーナスを得られます。それだけならば各プレイヤー条件は同じなのですが、幼虫駒を使用することによってダイスの目を変化させることが出来るためここで個性が生まれ、プレイの幅が広がります。
巣の外を働き蟻が移動するフェイズでも動きに制限があり青や赤のタイルはその制限を緩和してくれる作用があり、これをどこに配置するかで点数や相手の妨害など色々な使用方法があります。
上二枚が大体中盤~後半にかけてのボード進行の写真です。
この日はM氏と2回プレイし、1勝1敗と互角でした。
2戦とも一手違う手をしていれば勝者は変わっていたという接戦で、ゲームバランスの良さを感じる事が出来るやりごたえのあるゲームでした。
プレイしたゲームの中ではかなり上位に入るくらい面白いゲームでした。
見た目に少し難ありですが、プレイしていくとまったく気にならなくなってくるので見た目で購入を考えている方でも大丈夫だと思います。
今回はこれくらいかな?
かなり良いゲームを購入することが出来てかなり満足しています。
次回も良いゲームに巡りあえますよに。