LAST NIGHT ON EARTH ~地球最後の夜~

 

こんなに短いスパンで更新するのは初めてな面倒くさがりな私です・

今回紹介するボドゲLAST NIGHT ON EARTH ~地球最後の夜~です。

 

このゲームは日本語版が発売されておらず、日本語化されていない結構ハードルの高めなゲームです。

 

これを購入して日本語翻訳を済ませてくれたM氏に感謝を、本当にありがとう。そしてお疲れ様です。コンポーネントすごく良かったです。

 

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さて、このゲームなんですが題材がB級ゾンビ映画を題材にしておりまして、ゲーム内にも様々なテンプレや定番が散りば混られています。

 

武器カードやイベントカードのフレーバーテキストなんかは最たるもので「こいつが欲しかったんだ…」などゾンビ映画あるあるがふんだんに使われています。

 

ちなみに僕の好きなゾンビ映画は「プラネット・テラー in グラインドハウス」です。肉屋の店主の兄と警官の弟のやり取りがたまらなく好きでした。

 

 

このゲームはTRPGの用にゲームマスターとプレイヤーに別れて戦います。一定ターンの間にシナリオの条件を満たせばプレイヤーの勝利となります。

ゾンビやヒーローのフィギュアが付属していて、フィギュアを触る楽しさやゾンビが迫ってくる緊張感もしっかり演出されておりとてもプレイが楽しいです。

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上の写真では今回自分がプレイするヒーローを選んだ所です。実写の俳優さんの写真を使っていてやたらと手が混んでいる所にいちいち驚かされます。

 

 

各ヒーローにしっかりした背景設定がありキャラ一人一人に愛着が湧きます。

設定や世界観、コンポーネントの凝り具合がすごくて逆にルールの方は少し甘い感じで良くも悪くもアメリカゲー(偏見)という感じがしてニヤニヤ出来るゲームです。

 

 

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このゲームの個人的に1番好きな所はオリジナルのBGMがあり、ゲーム中に流すことでめちゃくちゃ雰囲気が出る所です。

 

プレイヤー同士で話し合いなどしてる時にふと耳に聴こえてくるのが没入感があってとても気持ちいいです。

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ドイツゲームユーザー的にはちょっと物足りないかもれませんがゲーム全体として観るとかなり良いゲームではないでしょうか。

 

私は翻訳作業など苦手なので是非日本語版を作って欲しいです。

 

パーティ的なゲームとしてかなり面白く、ロールプレイなどしながらワイワイ出来るのでお酒など飲みながらやるといい雰囲気になるんじゃないでしょうか。

 

次回も良いゲームに巡りあえますように。

 

 

久々の更新です。今回は『アンドールの伝説』

 

皆さんお久しぶりです。気がついたら9ヶ月更新してなかったことに驚愕しておりますがまぁ、そんな瑣末なことはどうでもいいのでゲーム紹介始めます。今回紹介するゲームは

アンドールの伝説』です。

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このゲームはミヒャエル・メンチェル作によるファンタジー世界を舞台にした協力ゲームで2013年のエキスパート大賞を受賞したゲームなのです。

 

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プレイヤー全員で協力してアンドールに平和をもたらす事が目的です。

 

元々決められた順番にシナリオカードをめくりそこに書かれているイベントをこなすことでゲームが進行していくという協力型のゲームになります。

ゲームvsプレイヤーと言った構図ですね。

 

このゲームの素晴らしい所はインストがほぼ必要ないというところです。説明書を開き最初に書かれている第一章を読み進めながらプレイするだけでゲームのルールが全て頭に入っているとても洗練された導入です。

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この導入のお陰で重量級ゲームでよくあるルールを理解する為に何時間もかけてルルブとにらめっこするストレスから解放されました。

 

 ただ、Eclipseと同じようにトークンの数がとても多く、準備にとても時間がかかる事が唯一の難点ですね。

 

シナリオによって使うものと使わない物があってそれを分別していく作業がとてもやっかいでした。

 

初めてプレイする時は何がなにやらわからないので箱をヒックリ返して準備するためにテーブルがわちゃわちゃして大変でした。

 

マップを巡ったり、モンスターを討伐することで得た報酬で自分のキャラクターを強化できることも出来、お金で装備を買うことも出来るなどRPG的な要素も内包しています。

 

 

仲間と会話をしながら役割分担をしつつシナリオをクリアしていく楽しさはTRPGに通じるものがありました。

協力ゲーの好きの私はたまらないゲームでした。

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大賞を受賞しているだけあってこのゲームは実に奥が深く面白いゲームです。

慣れてくるとシナリオを先読みできるのですがランダム要素も加わってプレイする度に違ったプレイ感になるのも良かったです。

 

値段は少々張りますがコンポーネントや内容物の丁寧な作るを考えると買う価値はしっかりあると思います。

 

やっぱり重ゲーいいですわね…

満足感がとても高くて良いゲームでした。

次回も良いゲームに巡りあえますように。

 

アンドールの伝説 完全日本語版

アンドールの伝説 完全日本語版

 

 

 

Lords of XiDiT ~クシディット王国記~

皆さんお久しぶりです。ご無沙汰しております。

気がついたらめちゃくちゃ日が開いてしまって反省しております。(鼻ホジー

 

さて、今回紹介するボードゲームは「Lords of XiDit ~クシディット王国記~

というファンタジー物のボードゲームです。

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このゲームは「Seasons(日本語名:十二季節の魔法使い)」のレジ・ボナセーがゲームデザインをしており、Seasonsで出てきた魔物などが出てくるなど知ってる人はニヤニヤさせられる仕様となっています。

 

このゲームはクシディット王国を旅し、屈強な部隊を徴兵し、闇の脅威から都市を解放するゲームとなっております。

 

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このゲームは移動し、徴兵し、戦闘で魔物を倒し報酬を得る事を目的とします。

1ターンで6アクションを行うことが出来るのですがその行動の選択は他プレイヤーに隠した状態で行われ、全プレイヤーが行動を同時公開し、手番順に解決していくシステムです。

 

他プレイヤーの次の行動を常に予測し続けなければ行けない状態になり、かなりスリルのあるゲームが楽しめます。

予測を外してそのターンの行動がすべて空振りに終わることがあるのですが、マジで涙目になりました。

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徴兵した兵士を隠すことの出来る衝立が用意されており他プレイヤーから自分の駒が見えないようになっています。

徴兵した数に応じてターン終了時にボーナスを得ることが出来るのですが、他プレイヤーに自分の戦力を知られたくない場合は嘘の報告をしても良い事になっており、自分の戦力を隠しつつチャンスを待つ事も出来る仕様も面白かったです。

 

 

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このゲームの最も興味深い所はその得点計算の特殊性にあると思ってます。

一般的なボードゲームは単純に勝利点を多く獲得したプレイヤーが勝利者になります。そのため、Aという行動で勝利点を稼ぐプレイヤーがいる一方でBと言う行動で点数を獲得するプレイヤーがいるなど一点特化や満面に点数を稼ぐなど色々な勝ち方があります。

ところが、このゲームではすべての要素に置いて一定以上の水準を満たして置かなければ勝てない仕様になっています。

 

「脱落システム」を採用しており、財産・影響・評判の3つの勝利点で争います。

例えば4人で対戦した場合、

まず、財産(取得したコインの数)が一番低いプレイヤーがここで脱落し、残り3人のプレイヤーで次の影響(建てた魔術師ギルドの数)を比べ一番低いプレイヤーが脱落し、最後に2人で評判の比べ合いを行い残った一人が勝者となるシステムです。

 

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この日はM氏とO氏の3人で2回ほど対戦しました。

2回ともO氏に勝ちを譲る結果となりかなり悔しい思いをしたのは内緒です。

 

このゲームはフィギュアや個人ボード、衝立など小物がしっかりとしており、箱を開けて準備をする楽しさや、アクションを決定する時に歯車機構のボードを触るなどゲーム性意外の部分でもボードゲーム好きの心を上手いこと掴めているのではないでしょうか。

 

フィールドの状況も刻一刻と変わるため、他プレイヤーを邪魔する以前にフィールドに自分が邪魔される可能性もあり、色々な所に目を向けなければならないなど終始飽きない様にできているように見えました。

 

ボードゲームに慣れてきた方に特におすすめ出来るボードゲームだと感じました。

個人的にはプレイしてきた中で5本の指に入るくらい良ゲーだと思います。

 

今回はこれくらいかな。

満足の行くゲームに出会えて良かった。

次回も良いゲームに巡りあえますように。

 

片付けるまでがボードゲームだと思うの。

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クシディット王国記 日本語版

クシディット王国記 日本語版

 

 

 

 

Myrmes ~蟻の国~

皆さんこんばんわ。前回の投稿からなんだかんだで一ヶ月開いてしまった…。

 さて、今回紹介するボードゲームは「Myrmes(蟻の国)」です。

 

このゲームは女王蟻となって働き蟻や兵隊蟻を駆使し3年間で一番点数を稼ぐゲームです。

ジャンル的にはワーカプレイスメント系のゲームになるんじゃないでしょうか?

 まず、目を引くのがコンポーネントの綺麗さに驚かされました。

共有ボードの鮮やかさもそうですし、個人ボードの絵も良く出来ています。f:id:wryu:20140903215901j:plain

このゲームは最初箱を空けた時にボードに描かれている虫があまりにリアルで若干引きました。

タイルに描かれている蟻の行列やアブラムシ農場など虫嫌いの方にはかなりキツイんじゃないかと思われます。実際ボードゲーム仲間のSさんには「持ってきたらひどいめにあわせる。」と言われたほどでした。

 

このゲームはワーカーを配置し、働き蟻を作って巣の周りを調査したり、兵隊蟻を作って戦闘に備えたり(プレイヤー同士の戦闘はありません)他にも色んな所にワーカーを配置し、点数を稼ぐゲームです。

 

このゲームの面白いところは圧倒的にリソースが足りないと言うところです。

他のワーカー系のゲームでもリソース不足は発生するのですがこのゲームは序盤からすべての行動が開放されている癖に駒が少なくてやりくりにとても苦労する印象でした。

そのせいで一手一手の行動が後半にかなり大きく響いてくるのが面白いです。

 

ゲームは春、夏、秋、冬の一年を一周期に3年目の冬が終わった時点の点数が一番高いプレイヤーの勝利です。

 

季節の初めに3つのダイスを振りその季節の特色を決めます。ダイス目がその季節の特色となり、毎回違ったプレイ感となる所など面白いです。

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 個人ボードの左下の部分にダイスの目に対応したボーナスを得られます。それだけならば各プレイヤー条件は同じなのですが、幼虫駒を使用することによってダイスの目を変化させることが出来るためここで個性が生まれ、プレイの幅が広がります。

 

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巣の外を働き蟻が移動するフェイズでも動きに制限があり青や赤のタイルはその制限を緩和してくれる作用があり、これをどこに配置するかで点数や相手の妨害など色々な使用方法があります。

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上二枚が大体中盤~後半にかけてのボード進行の写真です。

 

この日はM氏と2回プレイし、1勝1敗と互角でした。

2戦とも一手違う手をしていれば勝者は変わっていたという接戦で、ゲームバランスの良さを感じる事が出来るやりごたえのあるゲームでした。

プレイしたゲームの中ではかなり上位に入るくらい面白いゲームでした。

 

見た目に少し難ありですが、プレイしていくとまったく気にならなくなってくるので見た目で購入を考えている方でも大丈夫だと思います。

 

今回はこれくらいかな?

かなり良いゲームを購入することが出来てかなり満足しています。

次回も良いゲームに巡りあえますよに。

 

 

 

蟻の国 (Myrmes)

蟻の国 (Myrmes)

 

 

 

 

初投稿、ボードゲーム感想?

皆さん、初めまして。

初投稿ということで何をどうしていいかまったくわかっていませんがとにかく書いてみようと思います。

まぁ、私がブログを開設しようと思ったのは「持ってるボドゲの数が結構多くなってきたし自分用まとめと感想用の何かほしいなぁ」って理由なんですけどね。

 

てなわけでこれからダラダラとボドゲのレビューもどきを書きなぐって行こうと思っています。

 

記念すべき第一回目のレビュー対象は「Eclipse エクリプス」という宇宙開拓もののボードゲームを紹介したいと思います。

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 このボードゲームを一言で表すなら「デカイ」です。

箱のサイズがカタンやヴィレッジ等ボードゲームより二回りくらい多きく、駒が笑いが込み上げるくらい多いです。準備している時に心が折れかけました。

 

ゲームとしては宇宙を開拓し、資源を集め、宇宙船を作り、相手の宙域を侵略するというストラテジー系のゲームです。

 

このゲームの面白い所は、三種類ある宇宙船をパーツによって好きなようにカスタマイズすることが出来る点です。

 

ブレて見難いですが、上の写真の左上にあるボード上にあるテクノロジーを得ることによって宇宙船の武器やエンジンを開発することが出来、相手より強い宇宙船を作ることが出来ます。

 

他にも使い捨てミサイルを開発することによって戦闘するときに先制攻撃を行うことが出来るなど、様々なテクノロジーがあります。

 

宇宙を開拓するときにヘックスをランダムにめくるのですがそのヘックスによって方向性を決めるなど何度やっても飽きない仕様になっています。

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違う日にプレイした時の写真ですが出るヘックスによって宇宙の開拓の仕方もまったく変わったものになるのも魅力の一つです。

プレイヤー同士で同盟を組む事が出来るのですがほとんどメリットがなくデメリットもあまり大きくないので実際このルールはあって無いようなものなのでそこをもう少しなんとかして欲しかったですね。(拡張版では改善されていてほしいです)

 

このゲームは終わりまでに国を大きくするために色々やりくりするのが結構面白いゲームでした。資源を得るためにヘックスをめくるワクワク感などは個人的に好みですね。

 

少々値段は張りますがその価値は十分あるのではないでしょうか?

 

今回はこれくらいです。これからも良いゲームに巡りあえますように。

 

ECLIPSE エクリプス  <並行輸入品>

ECLIPSE エクリプス  <並行輸入品>